十勝局が道立学校長・教育長緊急会議　飲酒運転根絶へ意識高揚　所属職員に対し指導徹底を要請

（道・道教委 2016-07-05付）

飲酒運転根絶への強い決意を、管理職からすべての職員に行き渡らせるために開催

　【帯広発】十勝教育局は六月二十九日、十勝合同庁舎で飲酒運転に関する緊急の道立学校長会議および管内教育長会議を開催した＝写真＝。両会議合わせて四十二人が出席。飲酒運転に関する取組について確認し、飲酒運転撲滅に向けてあらためて意識を高め合った。

同会議は、学校教育に携わっている職員から二度と飲酒運転による違反者を出さないという強い決意を管理職からすべての職員へ行き渡らせることが目的。道職員や公立学校教職員、警察官が酒気帯び運転によって相次いで検挙された事案を受け、管内における規範意識の高揚を目的に、学校長や教育長を対象に緊急会議を開いた。

　道立学校長会議には二十三人、市町村教育委員会教育長会議には十九人が出席した。

　冒頭、竹林亨局長があいさつ。最近の飲酒運転による事故問題についてふれ、「飲酒運転の根絶に向けては一人ひとりが強い気持ちをもって自主的に行動することが必要。全所属職員に対して、飲酒運転の根絶に向け、飲酒運転を〝しない〟〝させない〟〝ゆるさない〟という規範意識を強くもつよう指導していただきたい」と呼びかけた。

　続いて、笠嶋真志企画総務課長が飲酒運転の根絶に関する条例や根絶に向けた取組について説明した。

　全道の飲酒運転にかかる直近の処分事案を示し、「児童生徒に交通安全を指導する立場である教職員の飲酒運転が依然としてなくならないことは、学校教育に対する保護者や地域の信頼を損なうもの。学校職員からは絶対に飲酒運転の違反者を出さないよう、職員一人ひとりが意識を高くもち、飲酒運転の根絶に向け交通法規を順守するよう指導してほしい」と要請した。

また、七月十三日の「飲酒運転の根絶の日」に基づき、飲酒運転に特化した研修を行うことや日常的な意識啓発を行うなど、すべての教職員が飲酒運転の根絶に向けた意識の高揚を一層図るよう求めた。

　協議では、今後、飲酒運転根絶に向けた取組を教育局、校長会、教育長部会が連携して取り組んでいくことなどを確認した。

(道・道教委 2016-07-05付)