桧山局が臨時教育長・道立学校長会議開く　教職員への指導強化要請　飲酒運転根絶へ規範意識高揚

（道・道教委 2016-07-05付）

毛利局長が取組の徹底を求めた

　【江差発】桧山教育局は六月三十日、桧山合同庁舎で臨時管内教育長会議・道立学校長会議を開催した＝写真＝。教育長七人、道立学校長四人が参加。毛利薫局長と櫻井康雄次長が、会議開催に至る経緯を説明し、飲酒運転の根絶に向けて教職員に対する指導を強化するよう求めた。

　六月に警察官、道職員、公立学校教職員が、相次いで酒気帯び運転により逮捕・検挙されたことから、緊急に会議を開催し、飲酒運転根絶の徹底を図った。

　冒頭、毛利局長があいさつ。飲酒運転による公務員の不祥事を説明し、「教職員による飲酒運転が依然としてなくならないことは誠に遺憾」と述べた。

　その上で、「飲酒運転根絶に向けては、一人ひとりが強い気持ちをもって自主的に行動することが必要。すべての学校の全教職員が〝飲酒運転をしない、させない、許さない〟という規範意識を強くもつよう、取組の徹底を」と要請した。

　櫻井次長は、知事・道警本部長・教育長が道議会で陳謝したことにふれ、「異常な事態」と指摘。管理職には、二日酔い運転の防止も含めた注意喚起の徹底を求めた。各教委に対しては、早急に校長会などを開催し、飲酒運転の根絶に向けて働きかけるよう求めた。

　また、「教職員の自発的な活動を促すことによって、飲酒運転の根絶につなげていきたい」として、教職員が組織するマイカークラブの活動を挙げ、管内すべての学校で同クラブが組織されることを期待した。

(道・道教委 2016-07-05付)