特別支援教育進路指導協議会開く―オホーツク局　専門性高い教育推進を　自立や社会参加への支援に向け

（道・道教委 2016-07-06付）

生徒一人ひとりに応じた進路指導に必要な知識や理解を深めた

　【網走発】オホーツク教育局は六月二十八日、オホーツク合同庁舎で管内特別支援教育進路指導協議会を開催した＝写真＝。特別支援教育関係者八十四人が参加。自立や社会参加に向けて、生徒一人ひとりに応じた進路指導に必要な知識や理解を深めた。

　同協議会は、障がいのある生徒やその保護者の進路選択を適切に支援できるよう知的障がい特別支援学校高等部の教育内容等にかかわる説明および協議を通し、小・中学校の担当者および保護者等の理解を促進するもの。

　この日は、特別支援学校教諭、小・中学校教諭、市町村教委職員、保護者など八十四人が参加した。

　はじめに、道教委特別支援教育課の宇野宏之祐主査があいさつ。後期中等教育段階における特別支援教育の動向について説明した上で、「一人ひとりが能力や可能性を伸ばし、自立や社会参加が図られるよう、個々のニーズに応じた専門性の高い教育の推進を」と要請した。

　続いて、オホーツク局義務教育指導班の池田英司指導主事が「障がいのある児童生徒の進路指導と入学者選考」について説明。学級担任の役割、個別の教育支援計画の作成・活用や道立特別支援学校高等部の入学者選考などについて解説した。

　このあと、紋別高等養護学校の髙橋好則教頭と北見支援学校の菅野弘尊教頭が「知的障がい特別支援学校高等部の教育内容」について、両校の教育目標や卒業生の進路先、教育課程の特色などを説明した。

　最後に、道教委特別支援教育課の宇野主査が「新しい形の知的障がい特別支援学校高等部と入学者選考」について説明。障がいの程度によらない新しい形の高等部の学科や道教委の取組について解説し、質疑を行った。

(道・道教委 2016-07-06付)