学力向上実践事業学習サポート指定校―道教委　夕張など道立高８校に　学習支援員派遣し学習定着

（道・道教委 2016-07-06付）

　道教委は、道高校学力向上実践事業の二十八年度学習サポート指定校を決定した。夕張高校、札幌西高校定時制、共和高校、室蘭栄高校定時制、函館商業高校定時制、上磯高校、旭川工業高校定時制、釧路湖陵高校定時制の八校。各校には、それぞれの状況に応じて学習支援員を派遣し、学習の定着や学習意欲が十分ではない生徒に対する支援の充実を図る。

　同事業は、道高校学力向上推進事業を発展させ、本年度から三ヵ年計画でスタート。

　すべての生徒に、学力の三要素をはじめ、これからの時代に求められる力を育成するとともに、高校教育の質の確保・向上を図るために、能力・進路等に応じて、対象や目的を明確にしてコアアビリティ、ベーシック、アドバンストの三つのモデルを設定。各モデルに応じて、授業や家庭学習などで活用できる実用的な教材の開発や、生徒の学習内容の定着状況を把握するための学力テストなどを実施し、本道の高校生の学力向上を図る。

　事業内容として、推進校・協力校によるモデル別や教科・科目別の実践教材・学力テストの開発、ハイレベル学習セミナーや授業実践講座の開催などに取り組む。

　事業の一環として、学習支援員の派遣による学習サポートを行う。

　国の教育支援体制整備事業費補助金（補習等のための指導員等派遣事業）を活用して学習支援員を派遣し、学習の定着や学習意欲が十分ではない生徒を支援する。

　全道の道立高校に希望を募り、夕張、札幌西定時制、共和、室蘭栄定時制、函館商業定時制、上磯、旭川工業定時制、釧路湖陵定時制の八校を指定した。

　各校には、それぞれの状況を踏まえて、学習支援員を派遣。その効果的な活用によって、学習の定着や学習意欲が十分ではない生徒に対する支援の充実を図っていく。

　実施期間は本年度末まで。

(道・道教委 2016-07-06付)