道教委が特別支援代表校長会議開く　常に新たな工夫改善を　西村教育指導監あいさつ

（道・道教委 2016-07-06付）

西村教育指導監は、教職員の不祥事防止に向けた実効性ある取組も求めた

　道教委は四日、道庁別館で二十八年度第一回特別支援代表校長会議を開いた。西村泉教育指導監が開会あいさつに立ち、「常に新たな工夫改善の可能性を探り、障がいのある子どもが社会の一員として巣立っていけるよう、強いリーダーシップを発揮し、より一層の教育改善に取り組んでいただきたい」と呼びかけるとともに、教職員の不祥事防止に向けた実効性ある取組などを求めた＝写真＝。

　同会議は、本道の特別支援教育にかかわる教育行政上の課題などについて情報提供や研究協議を行い、特別支援学校における学校運営全般の改善・充実を図ろうと開催。二十六人が出席した。

　開会あいさつに立った西村教育指導監は、道教委が「特別支援教育に関する基本方針（改定版）」に基づき、二十五年度から五ヵ年で、「一貫した支援を目指した特別支援教育の推進」「幼稚園、小・中学校、高校等における特別支援教育の充実」「特別支援学校における特別支援教育の充実」「高い専門性に基づく特別支援教育の推進」を重点に、特別支援教育関連施策を進めていることを説明。

　「本年度は、基本方針のこれまでの取組の成果や課題を検証するとともに、法令改正や国の教育改革、障がい者施策の動向をはじめ、社会情勢の変化についても広く見据えながら、新たな基本方針の作成に向けた検討を進めていく」と述べた。

　また、「教職員の不祥事があとを絶たない状況」と指摘。「未然防止に実効性ある取組を進めるなど、より一層適切な学校運営、道民から信頼される教職員の教育活動の推進に努める」ことを求めた。

　併せて、「常に新たな工夫改善の可能性を探り、障がいのある子どもが社会の一員として巣立っていけるよう、校内で強いリーダーシップを発揮して、より一層の教育改善に取り組んでいただきたい」と述べるとともに、本道の特別支援教育の充実・発展に向けて協力を呼びかけた。

　そのあと、各課の担当者がそれぞれの所管事項について説明した。

(道・道教委 2016-07-06付)