札幌市教委研究開発事業「小中連携」 小3校、中2校を推進校に 連続性ある教育へ校内体制など(市町村 2016-07-11付)
札幌市教委は、札幌市研究開発事業「小中連携」にかかる実践研究を行っている。研究推進校として小学校三校、中学校二校を指定。校種間の連携による連続性のある教育活動の充実に向け、校内体制の在り方など研究を進めていく。
小学校から中学校への進学など、新しい環境での学習や生活へ移行する段階において、不登校やいじめといった問題行動等の増加が指摘されている。
このような状況を踏まえ、実践研究では小・中学校における校種間の連携による連続性のある教育活動の充実等を図っていく。
教職員が連続した視点をもって、子どもの発達段階に応じた特性の理解やかかわり方の改善をどのように図っていくかなどを具体的に検証し、校種間の連携による連続性のある教育活動の充実を目指す。
研究推進校として、小学校では、南月寒小学校、福住小学校、常盤小学校、中学校では、羊丘中学校、常盤中学校を指定。「小中連携の充実を図る校内体制の在り方」をテーマに、学習指導や教職員研修、地域との連携について研究を進めていく。
研究推進校の教諭等で構成される研究推進会議で、取組や課題の交流・協議を行い、二十九年三月下旬にも研究成果を取りまとめ、普及・啓発を図る予定となっている。
(市町村 2016-07-11付)
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