札幌市教委研究開発事業「専科指導」　体制・運営の在り方追究　小学校５校を推進校に指定

（市町村 2016-07-22付）

　札幌市教委は、札幌市研究開発事業「小学校における専科指導」についての実践研究を行っている。研究推進校を五校指定。「分かる・できる・楽しい授業」の実現に向け、学校の実情に応じた体制の検討や校務運営の在り方など研究を進めていく。

　市教委では、個に応じたきめ細かな指導の一層の充実を図る観点のもと、二十七年度から専科指導についての実践研究を実施。ことし三月には、専科指導の進め方や実践例などを掲載した「小学校専科指導の手引１」を発行し、各学校に配布した。

　本年度の研究では、手引を活用した学校体制づくりについて検討するほか、「分かる・できる・楽しい授業」の実現に向けて年間を通じた指導などの研究を進める。

　研究推進校は百合が原小、厚別北小、平岸高台小、発寒南小、山の手南小の五校。専科教員の担当時数等や学校の実情に応じた体制の検討など専科指導の実施方法のほか、専科指導の導入に応じた校務運営の在り方、効果検証などについて研究を進めていく。

　また、研究推進校の担当者で構成される研究推進会議を実施し、取組の成果や課題について交流。二十九年度の専科指導において各学校の参考となるよう、早急に「小学校専科指導の手引２」を発行し、配布することとしている。

(市町村 2016-07-22付)