【解説】アウトメディアプロジェクト
(解説 2016-07-26付)

 道子どもの生活習慣づくり実行委員会の「どさんこアウトメディアプロジェクト」は、テレビやゲーム、パソコン、スマートフォンなどの電子メディアの不適切な使い方、長時間の接触などが人間関係や心身の健康に悪影響を及ぼしている実態を踏まえ、二十六年度にスタートした。

 具体的なアクションを通して、「ネット利用も含めた望ましい生活習慣の確立」「ネットトラブルの根絶」「ネット利用にかかわる心と体の健康課題の解決」を目指す。

 アクションは、①「ノーゲームデー」の推進②保護者や子どもたちに対する学習機会の提供③様々なアイテム(学習資料、チェックシートなど)の作成と提供④各地域で取組を主体的に推進する担い手の育成⑤波及効果のリサーチ―の五つ。

 「アウトメディア」は、電子メディアへの過度の接触を減らし、自分自身の時間や家族の団らん、人と人とのつながりの時間を大切にすることが趣旨。「ノーゲームデー」提唱時に過剰な反応が一部にみられたが、電子メディアの排除を目指すものではない。

 実行委では、道内の市町村教委や公私立の小・中・高校、特別支援学校を対象に取組状況調査を二十七年八月とことし三月に実施し、取組の成果を把握した。

 それによると、ネット利用も含めた望ましい生活習慣の定着に向けた取組を実施している市町村は、八月調査の八七・二%から、三月調査では一〇〇%、学校は九七・八%から九九・一%に増えている。

 「ノーゲームデー」は、市町村が四九・二%から九一・六%、学校が六五・八%から七二・一%へ。ネット利用のルールづくり等は予定も含めて、市町村が三二・四%から八三・二%、学校が五二・七%から八二・六%へと取組が広がっている。

(解説 2016-07-26付)

その他の記事( 解説)

【解説】小中生の7割がニュースに関心

 小中学生の七割がニュースに関心をもっていることが、国立青少年教育振興機構の調査結果から明らかになった。テニスの錦織圭選手の活躍は九割が知っていた。  調査は、同機構が全国二十七の国立青少...

(2016-08-02)  全て読む

【解説】「部活休養日」設定、3割

 公立中学校、高校の運動部活動に「休養日」の基準を設けている教育委員会は全体の三割にとどまることが、文部科学省の初の調査で分かった。  文科省は昨年七月、教員が子どもと向き合う時間の確保を...

(2016-08-01)  全て読む

【解説】ポケモンGOの利用率4割

 二十二日から配信を開始したスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」の認知率は九割を超え、利用率は約四割にのぼることが、MMD研究所の調査で明らかになった。  ポケモンGOの利用実態...

(2016-07-29)  全て読む

【解説】女性教育委員の割合、過去最高に

 二十七年五月一日現在の女性教育委員の割合は、都道府県教育委員会で三九・七%、市町村教育委員会で三七・九%と、いずれも過去最高となったことが、文部科学省が取りまとめた二十七年度地方教育費調査...

(2016-07-28)  全て読む

【解説】6月末の少年非行等概況―道警

 道警本部少年課は、ことし六月末における「少年非行等の概況」をまとめた。  検挙・補導された非行少年は五百二十七人(うち女子百人)で、前年同期に比べ百四十七人、二一・八%減少した。  内...

(2016-07-27)  全て読む

【解説】高校生バイトの労働条件確保要請

 厚生労働省は、文部科学省と連携して、業界団体に対し、高校生や高等専修学校生のアルバイトの労働条件の確保について要請。労働基準関係法令順守のほか、シフトの設定などの課題解決に向けた自主的な点...

(2016-07-25)  全て読む

【解説】27年度『文部科学白書』概要公表

 文部科学省は、二十七年度『文部科学白書』の概要を公表した。教育再生を着実に実現していくため、現在進められている様々な取組について記述している。  文科省では、教育、科学技術・学術、スポー...

(2016-07-22)  全て読む

【解説】がん患者、ことし初の100万人超

 一年間に新たにがんと診断される患者が、ことし初めて百万人を超えるという予測を、国立がん研究センターが発表した。高齢者人口の増加による影響が大きく、死亡数は過去最高となる三十七万四千人と予測...

(2016-07-21)  全て読む

【解説】学校給食の栄養管理調査

 道教委は、「学校給食の栄養管理に関する調査」結果をまとめた。  同調査は、各市町村立小・中学校(札幌市を除く)から抽出した小学校百二十五校、中学校三十一校、栄養教諭を配置する道立特別支援...

(2016-07-20)  全て読む

【解説】道内人口18年連続減少

 総務省がまとめた住民基本台帳に基づくことし一月一日時点の人口動態調査によると、北海道の日本人の人口は、前年比三万二千五百四十五人減の五百三十七万六千二百十一人で、十八年連続で減少した。 ...

(2016-07-19)  全て読む