免許更新、早めの手続きを―札幌市教委教職員課

（市町村 2016-07-28付）

　札幌市教委教職員課では、教員免許更新について早めの手続きを呼びかけている。教員自身が更新の期限を把握していない場合もあり、全学校・園に周知している。

　国では十九年六月に改正教育職員免許法が成立したことによって、二十一年四月一日から教員免許制を導入した。その時々で教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識技能を身に付ける講習を実施。教員が自信と誇りをもって教壇に立ち、社会の尊厳と信頼を得るように取り組んでいる。

　教員免許の更新は、有効期間満了日の二年二ヵ月から二ヵ月前までの二年間。大学などが開設する三十時間以上の免許状更新講習を受講・修了したあとに、免許管理者の各都道府県教育委員会に申請する必要がある。

　教員自身が更新の期限を把握していない場合もあり、市教委では毎年、教員免許更新を早めに手続きするよう全学校・園に呼びかけている。

　留意点としては、二十一年三月三十一日以前に初めて免許状が授与された旧免許と新免許では更新の期日が違うことなどを挙げている。

　また、ことし六月に道外の国立学校で教員免許を失効したまま授業を続けていた案件にふれ、公立学校と国立学校の違いについても周知。国立学校とは違い、公立学校では免許を失効すると失職してしまうことを説明している。

(市町村 2016-07-28付)