札幌市西区が親子料理教室　地産地消の大切さ学ぶ　スープカレー店オーナーが講師に

（市町村 2016-08-10付）

小学校３～６年生とその保護者７組１４人が参加

　札幌市西区は三日、スープカレー店「札幌らっきょ」オーナーのイデ・ゴウ氏による親子料理教室「キッズ・シェフ」を開催した。区内在住の小学三～六年生とその保護者七組十四人が参加。自分たちで収穫した野菜を使ったスープカレーづくりに挑戦し、地産地消の良さを再確認した＝写真＝。

　この事業は、親子で旬の野菜のおいしさを体感し、地産地消や食べ物の大切さを学ぶことをねらって二十三年度に初めて開催。六年目を迎えることしは、西区琴似にスープカレー専門店「札幌らっきょ」を構えるイデ氏を招いた。

　はじめに、参加者は区内の「まほろば自然農園」で収穫体験。無農薬有機栽培にこだわって育てられたピーマンやゴーヤ、にんじんなど八種類の野菜を収穫したほか、農園職員の説明で地産地消や旬の野菜について学んだ。その場で味見も行い、地元でつくられた新鮮で安全な野菜の魅力を実感した。

　このあと、ちえりあでイデ氏による料理教室を実施した。イデ氏は「札幌発のスープカレーをもっと広めていきたい」と抱負を述べ、調理の手順や注意点などを説明した。

　今回挑戦したのは、夏野菜をふんだんに使った「チキンと野菜のスープカレー」。子どもたちは収穫した野菜を切る、揚げる、炒めるなどの調理に挑戦した。普段は使うことの少ないスパイスも扱い、楽しみながら調理した。

　区では、「環境に優しいまちづくりを行っている本区の取組を、今回のように地元のお店と親子の活動を通して発信していけたら」と期待を寄せている。

(市町村 2016-08-10付)