札幌市教委　図書館モデル公開授業の研究実践校　２学期から学習活動開始　図書館の活用方法等を学ぶ

（市町村 2016-08-12付）

　札幌市教委の二十八年度図書館モデル公開授業研究実践校事業では、二学期から研究実践校の三校が調べ学習など学習活動を行う。澄川南小学校と北の沢小学校、上白石小学校の三校が中央図書館を訪問。読み聞かせや本の紹介文を書く活動を行うほか、図書館の活用方法等を学ぶ。

　札幌市では、札幌らしい特色ある学校教育として「雪・環境・読書」の三つのテーマを掲げている。このうち「読書」に関する同事業では、中央図書館を活用した授業を実施。児童生徒の地域図書館活用への関心を高め、学校と地域図書館の連携が一層図られることを目指している。

　本年度は、三校を研究実践校に指定。澄川南小では六年生が九月二十日に中央図書館を訪問。これまでの本のかかわり方を振り返り、つぎに読みたい本を選ぶほか、本の紹介文を書く活動などを行う予定となっている。

　北の沢小では、二年生が十月六日と十一月二十二日に中央図書館を訪問予定。十月は生活科「みんなでつかうまちのしせつ～中央図書館で学ぼう」と題して、本を借りる活動や読む活動のほか、提示等環境構成を知り、図書館について理解を深める。十一月には国語「本はともだち」で本の楽しみ方を紹介する活動などを行う

　上白石小では、総合的な学習の時間「図書館をより使いやすく」で活動を展開する予定。五年生が十月二十日に中央図書館を訪れ、自ら設定した課題の探究のために必要な情報を図書から収集する方法を学ぶ。また、図書館利用のマナーを知り、自分たちの学校図書館利用に役立てていく。

　なお、各校の実践は年度末にホームページで紹介する予定となっている。

(市町村 2016-08-12付)