学ぶ力育成プログラム実践研究―札幌市教委　９月から授業公開　研究推進校１０校を指定

（市町村 2016-08-19付）

　札幌市教委は、研究開発事業「学ぶ力育成プログラム実践研究」を行っている。研究推進校を小学校五校、中学校五校の計十校指定。学ぶ力の充実に向けて九月から授業公開を行うなど研究を進めていく。

　市教委では、子どもが生涯にわたって学び続けることができるよう、自ら課題をみつけ、解決する資質・能力等の育成を目指している。

　また、二十七年度には札幌市の教育が目指す「学ぶ力」のポイントとして、①難しいことにも挑戦する意欲を伸ばす②「自ら学ぶ方法」と「人と学び合う方法」を身に付けられるようにする③意味理解を伴った知識の習得と知識を使いこなす力を伸ばす④自分の「伸び」を実感して新たな目標をもてるようにする⑤生活を自らコントロールする力を育む―の五つを示した。

　実践研究では、五つのポイントに基づき課題探究的な学習の充実等について研究を推進。その成果の普及・啓発を行い、学ぶ力の充実に向けた指導力や学校体制の向上を図る。

　研究推進校十校が小中一校ずつ指定されたポイントの視点に基づき、課題探究的な学習の具体的な取組を研究。小学校と中学校の接続・連携を見据えた研究も実施する。九月から取組発表の場として授業公開を行う予定となっている。

　また、研究推進委員会で取組の成果や課題などを交流。その成果を来年三月末までにまとめ、ホームページに掲載することとしている。

　研究推進校はつぎのとおり。

▼研究推進校

▽小学校＝美しが丘小、篠路西小、澄川南小、青葉小、真駒内公園小

▽中学校＝中島中、札苗中、上篠路中、北都中、平岸中

(市町村 2016-08-19付)