楽しく考え、学力高める　道教育大釧路校生を講師に学びサポート教室―標津町教委

（市町村 2016-08-23付）

町内の小６、中２・３が参加

　【根室発】標津町教委は八月上旬の二日間、町内の生涯学習センターで学びサポート・サマー教室を開催した＝写真＝。北海道教育大学釧路校の学生が講師を務める算数・数学と理科に限定した学習会で、参加した町内の児童生徒は考える楽しさに重点を置いた各種講座で学力向上を図った。

　教室は、例年この時期に実施しているが、本年度は内容を一新。算数・数学と理科に限定した問題解決型のカリキュラムとし、指導内容の編成には外部講師の協力も仰いだ。

　参加したのは、町内の小学六年生と中学二年生および三年生。小学生は初日に算数のやや高度な問題に挑戦したほか、二日目は顕微鏡を用いてミクロの世界を学習した。

　中学生も、数学では難易度の高い課題にチャレンジ。理科では二年生が大気圧の実験やクリップモーターづくり、三年生がＤＮＡ抽出や火山のモデル実験を行い、いずれも興味深げな様子をみせていた。

　会場を訪れていた青山信一教育長は「多様な思考が求められている昨今、教育委員会としては教室を通して、児童生徒に対して今後の方向付けをしっかり行っていかなければ」などと話していた。

(市町村 2016-08-23付)