札幌市スキー学習支援事業の２７年度実績　７９校に６７０人を派遣　インストラクター活用し授業

（市町村 2016-08-23付）

　札幌市スポーツ局スポーツ部は、中学校や高校にスキーインストラクターを派遣する「市立中学校・高校スキー学習支援事業」の二十七年度実績をまとめた。実施校は前年度比二校増の七十九校で、延べインストラクター数は六百七十人と前年度比六十三人増。通常学級に加え、特別支援学級で同事業を活用するなどニーズが高まっている。

　中学校・高校におけるスキー学習は、少子化に伴う指導者の減少などを要因に、スキー学習の実施や継続が難しい現状となっている。そこでインストラクターを派遣することでスキー学習の実施に必要な指導者数を確保できるよう、十八年度から事業を実施。対象は市立中学校（中等教育学校含む）における保健体育科や特別支援学級におけるスキー学習、市立高校における保健体育科のスキー学習となっている。

　二十三年度は五十七校、二十四年度は七十九校、二十五年度は七十五校、二十六年度は七十七校で事業を活用。二十七年度は二校増の七十九校となった。

　二十七年度にスキー授業を実施した中学校は九十一校、高校は二校で、このうち中学校七十八校、高校一校に延べ六百七十人を派遣。通常学級に加え、特別支援学級でも同事業を活用するなどインストラクターの派遣数が前年度に比べて増加している。

(市町村 2016-08-23付)