札幌市研究開発事業「平和に関する教育」　教材開発、指導充実へ　９月下旬から授業公開

（市町村 2016-08-29付）

　札幌市教委は、札幌市研究開発事業「平和に関する教育」にかかる実践研究を行っている。真駒内中学校の大石まり校長を委員長とする研究協議会を設置。九月下旬から授業公開を行うなど教材開発や指導方法の充実を図っていく。

　同研究は、札幌市学校教育の重点にある今日的課題「国際理解教育」の充実に資するため実施するもの。日本国憲法や札幌市平和都市宣言の趣旨を踏まえ、平和に関する教育の教材開発のほか、指導の工夫にかかる実践研究を行い、その成果の普及啓発を図る。

　小・中学校の校長や教諭のほか、札幌市市民文化局の職員などで構成される研究協議会を設置。小・中学校の校種ごとに、平和教育に関する教材開発を実施する。また、指導方法の工夫について研究するほか、小・中学校の接続の在り方も検討する。

　九月下旬からは、主に第二次世界大戦や太平洋戦争など歴史を取り上げた授業公開を実施する予定。その成果や課題を研究協議会で交流するほか、年度末にホームページで取組概要を紹介する。

(市町村 2016-08-29付)