全職員が思いを共有　飲酒運転防止へ研修会―宗谷局

（道・道教委 2016-08-31付）

稚内警察署から講師を招いて研修

　【稚内発】宗谷教育局は二十三日、宗谷合同庁舎で飲酒運転根絶に向けた職場内研修を開催した＝写真＝。教育局の職員三十三人が参加。稚内警察署の水島豊交通課長による講話を聞き、あらためて飲酒運転を絶対にしないという強い思いを全職員で共有した。

　はじめに、水島課長が道内の飲酒運転発生状況について説明。月別の発生件数は三月、五月、八月、十二月に多く、時間帯別では午後十時から午前二時までに多く発生していることを解説した。一方で、稚内においては、午前五時から十時ぐらいまでの朝に飲酒運転による事故が多い傾向にあることを説いた。

　続いて、帯広署で起きた警察官による飲酒運転事故についても言及。警察に寄せられた批判も紹介しつつ、「大変恥ずかしいこと。反面教師としてもらいたい」と述べた。その上で、飲酒運転防止に向けて全職員に対し、「二次会の禁止」「飲酒は午後十一時まで」という二原則と併せ、「深酒した者については一緒にいた者が家まで送り届け、家の中に入るまで確認する」といった取組を行ってきたことを紹介した。

　最後に、「きょうの話を参考とし、一度信頼を損なってしまうと、信頼を取り戻すことは大変難しいということを理解してほしい」と訴えた。

(道・道教委 2016-08-31付)