29年度特別支援配置計画―道教委 高等支援2校を新設 間口確保は既設校などで対応(道・道教委 2016-09-07付)
道教委は、六日の第十八回教育委員会会議で二十九年度公立特別支援学校配置計画を決定した。計画案どおり、高等支援学校二校を新設するほか、高等部の学科を再編する。計画案段階では未定だった札幌市立札幌豊明高等支援学校の学科構成は、流通サービス科など五学科に決定。知的障害特別支援学校高等部の配置の見通しで、三十年度の道央・道北圏の間口確保は既設校、三十一年度の道南・釧根圏の間口確保は既存施設などで対応する。
計画案どおりに新設が決まったのは、道南圏(北斗市)で職業学科を設置する高等支援学校、札幌市南区で道内初の普通科職業コースを設置する札幌市立みなみの杜高等支援学校の二校。
職業学科を設置する知的障害特別支援学校高等部の学科についても、原案どおり、「障害の程度が比較的軽い生徒を対象とする学科」「障害の程度が比較的重い生徒を対象とする学科」の区分を廃止。生徒や保護者が、将来の進路希望などに応じ、教育課程の特色や学ぶ内容によって学校選択ができるように学科を再編する。
札幌市立豊明高等養護学校は、二十九年度から札幌豊明高等支援学校に名称変更する。計画案では、設置学科が未定だったが、決定した計画では、流通サービス科、クリーンサービス科、リサイクルサービス科、工芸ものづくり科、服飾ものづくり科を置くこととした。
一学級減を計画していた真駒内養護学校普通科(訪問)は、二十八年度と同数の一学級三人定員となった。
計画案の「知的障害特別支援学校高等部(職業学科・普通科職業コース設置校)の配置の見通し」では、三十年度に道央圏と道北圏でそれぞれ一学級相当、三十一年度に道南圏で三学級程度と釧根圏で四学級程度の間口の確保を検討するとしていた。今回決定した計画で、前者は既設校、後者は既存施設などで対応することとした。
(道・道教委 2016-09-07付)
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