道教委が公立高配置計画決定 奥尻で連携型中高一貫 滝川西、30年度に情報マネジメント科(道・道教委 2016-09-07付)
道教委は、六日に開いた第十八回教育委員会会議で二十九~三十一年度公立高校配置計画を決定した。町立の奥尻高校で、二十九年度に連携型の中高一貫教育を導入する。連携中学校は奥尻中学校。また、学級増を行う全日制高校には、清里高校の一校一学級を追加。三十年度に学級減・学科転換を行う市立の滝川西高校では、学科転換後に情報マネジメント科を置くことを決めた。=関連記事「解説」欄=
六月公表の計画案の段階では、二十九~三十一年度計画(二十七年度決定)を一部変更して、二十九年度に月形高校など全日制十校十学級で学級増を行うとしていた。
今回決定した計画では、町内の中卒者数の状況などを総合的に勘案して清里高の一校一学級を追加。十一校十一学級となった。
町立の奥尻高には、二十九年度、連携型の中高一貫教育を導入する。連携中学校は奥尻中学校。
市立の滝川西高では、三十年度に会計ビジネス科二学級と情報ビジネス科二学級の計四学級を一学級減とするとともに、学科転換を行う。計画案では、転換後の学科を「検討中」としていたが、情報マネジメント科三学級とすることを決めた。
三十年度に小樽商業高校と小樽工業高校を再編整備する新設校では、計画案どおり、現行の商業科など五学科を流通マネジメント科など四学科に学科転換するとともに、生徒の多様な興味・関心や進路希望などに応じた主体的な学習が可能となるよう、単位制を導入する。
また、上磯高校については、計画案どおり、二十九年度の一学級減を行わないことにした。
一方、三十一年度配置計画は、計画案どおりに決定した。
岩見沢西高校など六校で各一学級減とする。ともに三学級の函館西高校と函館稜北高校を再編し、六学級の新設校を設置する。
このほか、地域キャンパス校の再編基準の緩和に向けた新たな人数要件について、「新たな高校教育に関する指針」に基づく施策の成果と課題の検証と併せて検討していることから、期間中の新たな再編整備は行わない。
(道・道教委 2016-09-07付)
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