道社会教育委員の会議 地域全体で学びを展開 新たなテーマで審議スタート(道・道教委 2016-09-05付)
今期委員就任後、初の会議
道社会教育委員の会議が八月三十一日、札幌市内のかでる2・7で開かれた=写真=。今期委員就任後、初の会合。「学校・家庭・地域が相互に協力し、地域全体で学びを展開していく教育体制の構築に向けて~子どもも大人も学び合い育ち合うことができる地域をどのように形成するか、社会教育行政の役割を探る」をテーマとした審議をスタートした。三十年三月まで、二年間にわたって審議し、提言をまとめる。
道社会教育委員は、社会教育法に基づき、昭和二十四年から設置。道民一人ひとりの主体的な学習活動を支援する社会教育行政がより効果的に推進されるように、広い視野から道教委に対して助言している。
今期委員は、公募二人を含めた十五人で構成。この日は、就任後、初の会合となった。
道教委の松浦英則生涯学習推進局長が開会あいさつに立ち、「地方創生にかかわる新たな課題への対応方策などについて議論いただきたい」などと求めた。
委員紹介などのあと、議長に梶井祥子委員(札幌大谷大学教授)、副議長に前田和司委員(道教育大学岩見沢校教授)を選出。
議事に入り、今期の審議テーマやスケジュールなどについて協議した。
審議テーマには、「学校・家庭・地域が相互に協力し、地域全体で学びを展開していく教育体制の構築に向けて~子どもも大人も学び合い育ち合うことができる地域をどのように形成するか、社会教育行政の役割を探る」との事務局案を承認。
社会教育行政において、どのような体制で地域・家庭と学校との連携・協働を促進していくか、また、どのような活動を充実していくべきか、その方策について審議していく。
また、二十九年度改定予定の新しい「道教育推進計画」の社会教育関連施策についての意見も述べる。
三十年三月までに第二~六回目の会議を開いて審議し、提言をまとめることにした。
道社会教育委員はつぎのとおり(敬称略、任期二十八年七月十五日~三十年七月十四日)。
▽遠藤光博(社会福祉法人札幌療育会ノビロ学園施設長)
▽大越祥子(公募)
▽梶井祥子(札幌大谷大学教授)―議長
▽金子美彦(公募)
▽木原くみこ(㈱らむれす三角山放送局代表取締役会長)
▽近藤宏(道私立幼稚園協会副会長)
▽西城幸恵(道青年団体協議会副会長)
▽佐藤千佳(道社会教育連絡協議会理事)
▽嶋岡裕泰(道高校長協会普通部会常任理事)
▽武田静江(道女性団体連絡協議会監事)
▽新井田寛(道高校PTA連合会副会長)
▽古谷雅幸(道中学校長会事務局長)
▽前田和司(道教育大学岩見沢校教授)―副議長
▽村中奈穂子(㈲西岡建設代表取締役)
▽吉岡亜希子(父親ネットワーク北海道事務局長)
(道・道教委 2016-09-05付)
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