８月台風、各地で爪痕残す　各学校で短縮授業など　北広島は避難所開設準備―石狩管内

（市町村 2016-09-08付）

　石狩管内では、八月下旬に本道を襲った一連の台風による大雨の影響で、一部市町村で始業時間の繰り下げや下校時間の繰り上げ、指定避難所の開設準備などの措置を行い、児童生徒および地域住民の安全確保を図った。

　市町村の対応状況をみると、北広島市内では、十七日から二十三日にかけて来襲した台風７号、９号の影響で、総雨量が二百四十㍉㍍に達した。

　この間、児童生徒の安全確保を図るため、市内の小学校八校、中学校六校で三校時始業に繰り下げる対応を取った。

　また、輪厚川の氾濫に備えてパトロールを実施したほか、総合体育館と市立東部小学校の二ヵ所を指定避難所として地域住民を受け入れる体制を整備。浸水や土砂災害などの発生に備えた。

　市教委では、「今後の災害発生に備え、防災対策の強化を図っていく」としている。

　道立学校をみると、台風１０号の影響によって、三十日には千歳高校で二時間、恵庭南高校で一時間下校時間を繰り上げたほか、三十一日には札幌あいの里高等支援学校が始業時間を二時間繰り下げるなどの措置を講じた。

(市町村 2016-09-08付)