8月台風、各地で爪痕残す スポーツ施設が被災 帯広市内の河川氾濫で―十勝管内(市町村 2016-09-08付)
【帯広発】台風10号の影響で十勝川と札内川が氾濫し、帯広市が管理する河川敷のパークゴルフ場、野球場、サッカーコートなどのスポーツ施設に甚大な被害が生じた。六日現在で復旧の見通しは立っていない。これを受け、市教委では、あす九日に各競技団体の代表を招集し、被害状況を聴取する場を設け、今後の対応策を検討していく方針。
八月三十日から三十一日にかけて襲った台風10号の影響で、市内を流れる十勝川と札内川が氾濫し、それぞれの河川敷が冠水。十勝川河川敷の野球場六面、ラグビー場二面、サッカー場四面のほか、札内川河川敷の野球グラウンド三面、サッカー場三面、テニスコート五面、三ヵ所のパークゴルフ場など、多くのスポーツ施設が被災。野球場はバックネットや本部棟が川に流され、パークゴルフ場では芝生が剥がれ、砂利や流木が流れ込んだ。
これによって、市内の野球、サッカー大会が、中止になったり、他の会場で開催したりするなど、すでに影響が出ている。
市教委では、あす九日に各競技団体が被害状況を報告する会議を開き、今後の対応策を協議・検討していく方針だ。
市教委は「何十年もかけて整備してきた施設なので、早期の全面復旧は難しい。今後、国や道と協議し、より良い方策を検討していきたい」と話している。
(市町村 2016-09-08付)
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