秋元札幌市長が若者と対談　新しい発想を市の力に　地下街でスマイルトーク

（市町村 2016-09-20付）

地域活動やボランティアにかかわる若者と市長が対談

　札幌市は八月下旬、さっぽろ地下街オーロラタウンで「サッポロスマイルトーク～イマドキの若者、市長と語る！」を開催した。約百五十人の市民が傍聴する中、地域活動やボランティアにかかわっている十、二十代の若者五人が秋元克広札幌市長と対談。札幌の魅力や若者施策の新しい発想を探った＝写真＝。

　「サッポロスマイルトーク」は、市政に関するテーマについて市民と市長が開放的な場で直接対話を行うもの。対話者からの意見を今後の市政の参考にするとともに、傍聴者にも市政に関心をもってもらうことを目的としている。二十七年度から実施しており、本年度は今回が初の開催となった。

　この日、秋元市長があいさつ。「今の若い人たちがどんなことを考えて、どんなことに不安や不満をもったりしているのかを市の政策の中に生かしていくことができれば」と期待を寄せた。

　今回は、高校生一人、大学生二人、社会人二人が対談。地域活動を始めたきっかけや、社会をより良くするためにできることなどについて自身の体験を交えながら秋元市長と交流した。

　市内の高校に通う三年生の川口真由さんは、小学校のイベントにボランティアとして参加したとき、年上の人と話すことの良さを実感。市の世代間交流について、「支援施設のような、年配の世代にも若い世代にも働きかける機関がもっと多く存在すれば」と意見を述べほか、「札幌市民として、どうしていけば良いかを考えるきっかけになった」と話した。

　また、大学三年生の舘岡佑人さんは「学生や若者が市長と話すことができるのはすごく大きなこと。これを励みに頑張っていきたい」と意気込みを示した。

(市町村 2016-09-20付)