【解説】10代のスマホ利用率は82%(解説 2016-10-07付)
平成二十七年における十代のスマートフォン利用率が八二・〇%と、前年と比べて一〇ポイント以上増加したことが、総務省の調査結果から明らかになった。
情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査は昨年十一月、全国百二十五地点の十三~六十九歳の男女一千五百人を対象に実施。平成二十四年に開始し、今回が四回目。二十七年調査では、二~十二歳の子どものネット動画視聴に関する設問を新たに設け、その親から回答を得た。
十~二十代のモバイル機器によるインターネットの利用時間は突出して長く、平日は十代が九四・七分、二十代が一〇三・七分。休日は十代が一七二・一分、二十代が一六六・〇分だった。
スマートフォンおよびタブレット端末の利用率は全年代で年々増加し、スマートフォンは六八・七%、タブレット端末は二七・七%が利用している。特に十代のスマートフォン利用率は前年に比べ一三・四ポイント増の八二・〇%と、初めて八割を上回った。
ソーシャルメディアは、LINEが最も利用されており、全年代で六〇・六%、十代で七七・〇%、二十代で九二・二%が利用。また、YоuTubeは十代で八七・一%、二十代で九〇・〇%が利用している。
二~十二歳の子どものネット動画視聴について、親が二十代の子どもは七五・八%と最も高かった。親が三十代では六九・六%、四十代で五八・四%、五十代で六一・五%となり、全体では六五・三%にのぼる。
また、ネット動画を視聴する際の機器は、スマートフォン四四・四%、タブレット端末二四・七%の順で用いられており、二機種で全体の七割弱を占める。スマートフォンとタブレット端末は、二~十二歳の子どもにも身近な機器として広く利用されているようだ。
(解説 2016-10-07付)
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