【解説】公務運営に関する報告(解説 2016-10-11付)
道人事委員会は七日、道議会議長、知事に対し、給与勧告を行うとともに、公務運営に関して報告した。「採用から退職までの視点に立った人事管理」と「その他の執務環境に関する課題」の大きく二つのテーマについて提言した。
人事管理は、①人材の確保・育成②女性の活躍促進③再任用職員の能力活用―で構成。
職員採用を取り巻く厳しい環境や採用辞退率の向上など新たな課題に対応すべく、試験内容や実施方法の評価・検証を引き続き行うとともに、新たに策定した人材育成基本方針の取組を着実に推進し、求められる人材の育成に取り組んでいくことが必要とした。
また、女性の活躍推進では、意欲と能力のある女性職員の一層の活躍に向け、さらなる支援の充実について検討するとともに、行動計画に定めた数値目標の達成に向けた取組を進めていくよう提言。
再任用職員の配置に当たっては、職員がそれまで培ってきた能力や経験を活用する観点から、役付職員への再任用に積極的に取り組んでいくよう求めた。
その他の執務環境に関する課題では、「両立支援制度の活用」「時間外勤務の縮減」「フレックスタイム制の検討」「適切な職員の健康管理」「服務規律の確保」を取り上げた。
両立支援制度の充実に向けた介護休暇の拡充や介護時間の新設などの検討や、時間外勤務縮減の取組について、ワークライフバランスの確立に向けた効果的な取組の推進などを提言。
また、メンタルヘルス対策は職員の健康管理上の重要な課題であるとして、ストレスチェックの適切な実施、服務規律の確保に当たり、本年、飲酒運転が続発した事態を踏まえ、職員の意識改革による飲酒運転の根絶に向けた取組を徹底するよう求めた。
(解説 2016-10-11付)
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