【解説】少子化社会に関する意識調査
(解説 2016-10-17付)

 日本は海外に比べ、「複数の子どもがほしい」という希望は高いものの、子育て費用や働く環境の不安から、すでに子どもをもつ人が二人目以降の子どもをもつことをためらう傾向が強いことが、内閣府が行った「少子化社会に関する国際意識調査」で分かった。

 調査は平成十七、二十三年に続き三回目。昨年十~十二月、前回調査を実施した日本、フランス、スウェーデンに、新たに加わったイギリスの四ヵ国で、それぞれ二十~四十九歳の男女を対象に実施した。

 ほしい子どもの人数は、各国とも前回調査と同様、「二人」が最多。日本では「二人」と答えた人が五四・八%、「三人」が二六・〇%で、合わせて八割を超えたのは日本だけだった。

 しかし、ほしい子どもの数より実際の子どもの数が少ない人に、「今より子どもを増やしたいか」と聞いたところ、日本は「今より子どもを増やさない、増やせない」が四四・六%で、イギリス(七・四%)、スウェーデン(一四・三%)などを大きく上回った。

 理由は、日本では前回同様、「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」が五〇・〇%で最多。「自分や配偶者が高年齢で産むのがいやだから」(三二・一%)、「働きながら子育てができる職場環境がないから」(二一・八%)が続いた。

 子育てをしてよかったと思うことは、「家庭が明るくなる」がすべての国で上位を占め、日本(七二・九%)、フランス(六七・三%)では前回に続き最多。イギリスも七三・九%で一位だった。

 負担に思うことでは、「子育てに出費がかさむ」がイギリス(五四・五%)、日本(四九・六%)、フランス(四五・五%)で最も高く、スウェーデンは「子育てによる身体の疲れが大きい」が六〇・四%で四ヵ国中、最も高かった。

(解説 2016-10-17付)

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