札幌市小学校長会が研修会開催　経営研修部、管理法制部が発表　課題解決へ見識高める　

（関係団体 2016-10-24付）

課題解決へ見識を高めた

　札幌市小学校長会（渡辺元会長）は十七日、ホテルライフォート札幌で道小学校長会札幌地区教育経営研修会兼市小学校長会経営法制研修会を開催した＝写真＝。経営研修部と管理法制部が研究発表。研修を通して学校における課題の明確化を図ったほか、法制的見識を高めるなどして、職能の向上を図った。

　冒頭、渡辺会長があいさつ。経営研修部と管理法制部が研究発表することにふれ、「様々な教育改革を迎える今、各学校の教育課題の解決に向けて多いに学び合える研修会となる」と話した。

　続いて、来賓あいさつでは札幌市教委の引地秀美学校教育部長が登壇。次期学習指導要領の改訂に向けた動向にふれ、「地域・家庭と連携・協働しながら学校全体でカリキュラム・マネジメントを進めることが重要」と呼びかけた。

　続いて、道小学校長会の松井光一会長が同会の活動内容を紹介したほか、教育情勢や組織の在り方を報告した。

　このあと、学校経営研修を実施。経営研修部の担当者が「学ぶ力の育成に向けた校長のリーダーシップとは」と題して発表した。

　このうち、東山小学校の北原徹也校長は、学校を組織として機能させるために、個業から協業への移行や、前年度踏襲の打破を図ることの必要性を指摘した。

　学ぶ力の育成に向けてビジョンの提示や授業改善への指導助言など校長がリーダーシップを発揮した例を紹介した。

　また、学校経営上の法制研修も実施。管理法制部の担当者が「現状認識を危機管理につなげる校長の指導性」をテーマに発表を行うなど研鑚を積んだ。

(関係団体 2016-10-24付)