表現力・思考力育む授業を　道国語教育研究大会網走大会開く

（関係団体 2016-10-20付）

約３００人が参加した研究大会

　【網走発】道国語教育連盟（齋藤昇一委員長）は十四日、網走市内の小・中学校を会場に、第七十一回道国語教育研究大会網走大会を開催した。研究主題「言語活動の充実を図り、実生活を豊かにする言葉の力を身に付ける授業の創造」のもと、全道から約三百人が参加。公開授業や分科会協議などを通して、実生活で必要となる表現力や思考力を育む授業の在り方を考えた。

　同連盟では、研究主題の設定に当たって、①過去の道国語教育研究大会の流れを踏まえる②新しい国語教育が目指すものを踏まえる③前年度開催地区の成果と課題を受け継ぐ④開催地区の研究の流れを大切にする―の四点に留意した。研究の視点として、「指導事項の明確化・焦点化・具体化」「単元設定の工夫」を設定。「授業者が指導事項を絞り込み、身に付けさせたい力を明確にする」「児童生徒がより学ぶ実感をもった、実生活に結び付くような設定」などの具現化を目指している。

　当日ははじめに、市内小・中学校六校で十二の公開授業と分科会Ⅰを実施した。

　市立中央小学校で行われた開会式＝写真＝では、主催者を代表して、大会長を務める齋藤委員長と大会運営委員長の市立第四中学校・髙岸泉美校長、来賓からはオホーツク教育局の池野敦義務教育指導監、網走市教委の三島正昭教育長があいさつ。研究の深化と大会の成果が広く反映されるにことに期待を寄せた。

　このあと、同連盟研究部長の札幌市立稲穂小学校・亀田和人教諭と、網走大会研究部長の北見市立東小学校・岩﨑直希教諭が、研究主題を解説した。

　このあと、分科会Ⅱに続いて、大会会員総会と閉会式を行い、大会を終了した。

(関係団体 2016-10-20付)