道学校体育研究連盟の研究大会　課題解決へＩＣＴ活用　小・中５校で公開授業

（関係団体 2016-10-26付）

「めざせ！にんじゃしけんごうかく！」の授業

　道学校体育研究連盟（＝道学体連、小野寺正委員長）の第五十三回道学校体育研究大会札幌大会（二十一日付２面既報）では、白楊小学校、北九条小学校、円山小学校、あいの里東中学校、陵北中学校の五会場で公開授業を実施した。このうち、北九条小では、二条小学校の河本岳哉教諭が一年一組の「めざせ！にんじゃしけんにごうかく！」を指導＝写真＝。隙間を見つけたりつくったりして走り込む力の向上に向け、ドリルゲームに取り組んだほか、ＩＣＴを活用して課題解決の見通しをもたせた。

　同授業は鬼遊びの単元の一環として実施。一年生が楽しみながら取り組めるように、忍者をテーマとしたストーリーを構成した。

　河本教諭は、本時の目標を「鬼のいない隙間を見つけたりつくったりして、走り抜けることができるようにする」と設定した。

　前時まで児童は、鬼が二人のときに隙間を見つけて走り抜けることを学んでいる。

　準備運動のあと、ドリルゲームとしてサイドステップや切り返しを行う「影分身」と、急な方向転換を行う「稲妻走り」を実施。鬼の隙間を通り抜けるための力を身に付けさせた。

　続いて、鬼が三人いる中でどう通り抜けるかを児童に問いかけ、鬼のいない隙間を見つけたりつくったりして、走り抜けることができるよう考えさせた。また、ＩＣＴを活用し、運動のモデルを映像で提示することで走り抜ける見通しをもたせた。

　このあと、鬼にタッチされずに通り抜ける「宝取り鬼」を実施。ドリルゲームで実施した急な方向転換などを活用し、鬼の少ない方へ走り抜けるようアドバイスした。

(関係団体 2016-10-26付)