道書写書道教育研究大会札幌大会　真駒内桜山小で授業公開　漢字の組み立てを理解

（関係団体 2016-10-27付）

バランス書く方法を考えさせた

　十三日から札幌市立真駒内桜山小学校で行われた第六十九回道書写書道教育研究大会札幌大会では、小・中合わせて七授業が公開された。このうち、真駒内桜山小五年一組の授業では、吉岡裕子教諭が指導。本時の目標「〝しんにょう〟を部分にもつ漢字の組み立て方を理解する」をもとに、児童に、「道」の文字を毛筆でバランスよく書く方法を考えさせた＝写真＝。

吉岡教諭は前時までに学習した「首」と「しんにょう」のそれぞれの書き方のポイントを確かめた上で、「道」を試し書きさせた。　また、児童の作品を黒板に掲示し、難しかった点を全体で発表させた。

　続いて、「〝しんにょう〟のある漢字の字形を整えて書くにはどうすればいいか」と問いかけ、手本と自分の作品の違いを考えさせた。中心線を意識させ、「しんにょうの大きさと配置」がポイントとなることに気づかせた。

　このあと練習を行い、吉岡教諭は一人ひとりに、「最後のはらいに気を付けて」などのアドバイスをした。

まとめ書きを行ったあと、全体で交流。試し書きとまとめ書きを比べさせ、うまくいった点や次時への課題を考えさせた。

(関係団体 2016-10-27付)