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道建設業協会・札幌建設業協会１００周年事業　私のレンガ、道になった！　道庁前庭で完成セレモニー
（関係団体 2016-10-26付）

岩田会長（写真左）、高橋知事とともに、テープカットに臨む児童代表

　建設企業で構成する北海道建設業協会（岩田圭剛会長）と札幌建設業協会（同）の合同事業による創立百周年記念事業「レンガに刻む私のまち」の完成セレモニーが二十二日、道庁赤レンガ庁舎前庭で執り行われた。岩田会長や高橋はるみ知事、柴田達夫道教委教育長とともに、事業に携わった小学生が最後に残ったデザインレンガを設置し、完成を祝った。

　レンガ舗装は、観光スポットとなっている赤レンガ庁舎前の観光支援として、改修後に道に寄贈する事業として企画。両協会の創立百周年を記念し、将来を担う子どもたちにものづくりの楽しさを感じてもらおうと、敷設する一部のレンガのデザインを道内百七十九市町村の小学生に依頼。まちの名前やデザインしたシンボルを乾燥レンガに彫刻してもらった。

　完成セレモニーには、事業に参加した札幌市立伏見小学校、壮瞥町立久保内小学校、東神楽町立東聖小学校の児童六人が代表として招かれた。

　式典では、主催者を代表して岩田会長があいさつし、「事業の目的は、若い人にものづくりの楽しさや興味をもってもらうこと。作業にかかわった小学生の皆さんに心から感謝している。このレンガの道が、北海道や札幌の観光拠点として愛されることを願っている」と謝意を表した。

　来賓祝辞では、高橋知事が「北海道の将来を担う子どもたちに、思いを込めてレンガに彫ってもらいうれしく思う」と感謝の言葉を述べた。

　このあと、岩田会長や高橋知事、柴田教育長をはじめ、児童たちで最後に残ったデザインレンガを設置。仮設テントの前でテープカットも行い、関係者全員で事業の完成を祝った。

　岩田会長は、児童たちにレンガをモチーフにしたキーホルダーを贈呈。このほか、携わった百七十六市町村の児童たちには、後日、道建協と札建協から郵送される。

　セレモニー終了後、レンガ舗装した通路が解放され、市民や観光客が子どもたちのデザインしたレンガを一つ一つ、食い入るように見入っていた。

　訪れた石狩市立花川南小学校の山本美羽香さん（六年）も、妹と一緒にレンガ舗装を見て回った。サケをモチーフに自分が制作したレンガを見つけ、「これ、私が彫ったの」と、満面の笑みを浮かべていた。