小・中学校５校の断熱材　石綿含有の可能性　判明すれば直ちに改修―札幌市教委

（市町村 2016-10-28付）

　札幌市教委は二十六日、市内小・中学校五校で石綿含有の可能性がある断熱材が落下していたことを発表した。現在、該当する百二十八校で調査を実施。断熱材に石綿が含まれていることが判明すれば、ただちに改修工事を行うこととしている。

判明すれば直ちに改修

　市教委は二十五日に、石綿含有の可能性がある断熱材を使用している煙突を所有する学校百二十八校に対して調査を依頼。三十七校から回答があり、担当者が現地で確認。新琴似緑小学校、札苗小学校、伏古小学校、南月寒小学校、福井野中学校の五校で、石綿含有の疑いのある断熱材が落下していることが分かった。

　二十七日から石綿含有の有無を調べる業務を順次発注し、断熱材に石綿が含まれていることが確認された場合は、ただちに改修工事を行う。

　また、断熱材の疑いのある落下物が確認された五校では、施設のボイラーを停止。これに伴い、当該五校から給食の提供を受けている五校を含めた計十校は、二十七日から一週間程度、給食の提供を中止し、簡易給食の提供を行う。

(市町村 2016-10-28付)