ホテルライフォート札幌　道民対象に絵てがみ教室　中島公園の風景など作品に

（道・道教委 2016-11-04付）

田山氏の指導で絵てがみづくりに挑戦

　ホテルライフォート札幌は、ことしで三回目となる文化教室「おもしろ絵てがみ教室～中島公園散策」を開いている。今回は道民十三人が参加し、中島公園を散策しながら、その歴史や文化にふれ、絵てがみづくりに挑戦している。

　ライフォートは、公立学校共済組合札幌宿泊所として、組合員の保養・宿泊・教養のための施設という基本理念と、近隣の自然豊かな環境と調和しながら地域社会の発展に貢献するという目的のもと、文化・教養溢れる施設を目指し、様々な取組を進めている。

　その一環として、文化教室に力を入れており、二十六年度からは年一回、「おもしろ絵てがみ教室～中島公園散策」を開いている。

　講師は、道教育大学岩見沢校特任教授の田山修三氏。田山氏は、札幌市内の小学校教師として三十七年間勤務し、絵てがみを教育活動に活用。退職後は、札幌市文化財課で、市の文化財や歴史を絵てがみなどで紹介する出前講座を行った。現在も、道教育大岩見沢校特任教授として活躍するとともに、おもしろ絵てがみ講師として、指導に当たっている。

　ことしの絵てがみ教室は、九月に一回、十月に二回、今月は十日の一回と全四回で実施。道民十三人が参加している。

　中島公園の散策では、その歴史と文化の解説を受けながら、ＮＨＫ跡地や本道選出の衆議院議員として活躍した「木下成太郎」像、国指定重要文化財「八窓庵」などを見学。とちの実や落葉なども採集し、絵てがみの題材とした。

　絵てがみづくりは、ライフォートの一階レストランや十七階宴会場で実施。田山氏の手ほどきを受けながら、中島公園の風景や、採集したとちの実や落葉などを題材に絵を描き、文字を入れた＝写真＝。

　ライフォートでは、今後も、道民を対象とした文化教室を継続していく考え。

(道・道教委 2016-11-04付)