上川局有志７人がボランティア活動　一日も早い復興願って　被災家屋の泥等排出に汗

（道・道教委 2016-11-07付）

　【旭川発】上川教育局の有志七人が九月上旬、台風１０号による大雨で空知川が決壊し洪水による被害を受けた南富良野町でボランティア活動を展開した。町の一日も早い復興を願い、職員から有志を募ったもの。七人は、被災家屋の家財道具や流入した泥の搬出作業に汗を流した。

　南富良野町では、八月三十日から三十一日にかけて降った豪雨の影響で、町内の幾寅地区を流れる空知川が決壊。河川が氾濫し市街地が浸水した。

　上川教育局では、現地の窮状に心を痛めた職員が有志を募り、一刻も早い復旧を願って、九月二～三日の二日間、ボランティアとして職員を派遣した。

　初日は、高校教育指導班の杉山賢一指導主事、道立学校運営支援室の岩澤一史主事、企画総務課の中山皇太主事、教育支援課の西岡潤二主事の四人、二日目は、清水厚次企画総務課長、道立学校運営支援室の花田優紀主事、企画総務課の中林恭良主事に加え、現地に泊まり込んだ中山主事と西岡主事の五人が参加した。

　計七人は朝九時から午後四時まで現地で被災家屋の家財道具、流入した泥の搬出作業に取り組んだ。

　清水企画総務課長は「教育局で何かできることはないか、どうにか力になれないかと思いボランティアに参加した。被災地の被害の大きさに声も出なかったが、懸命に作業に当たった。小さなことだが力になれたのではと思う。南富良野町の一日も早い復興を願っている」と話している。

(道・道教委 2016-11-07付)