リーダーの自覚高める 高校生徒会フォーラム―ネイパル足寄(道・道教委 2016-11-10付)
ワークショップや講話を通して望ましい高校生の在り方を探った
【帯広発】ネイパル足寄は五日から一泊二日の日程で、「高校生徒会フォーラム~身近な課題の解決とより意識の高い高校生リーダーをめざして」を同所を会場に開催した。高校生徒会役員および生徒会担当教諭など四十六人が参加。他校の生徒と交流を深めるとともに、ワークショップや講話などを通して、望ましい高校生としての在り方などを探った=写真=。
同事業は、学校や地域など身の回りの課題を協議したり、生徒会活動の交流をしたりすることを通して、生徒会役員としての活動を見直すとともにリーダーとしての自覚と実践力を高めることを目的としている。
初日の開会式では、杉山良雄所長が「事業の成功の鍵は、皆さんの積極的な参加にかかっている。他校の生徒と活発に意見を交わしてほしい」とあいさつした。
引き続き、コミュニケーショントレーニング、ランチミーティングを行い、他校生や教諭、同所職員との交流を楽しんだ。
午後の「ワークショップⅠ」では、各校の生徒会の実践や学校行事について発表を行ったほか、少人数のグループに分かれて情報交換を実施した。
つぎに、KDDIスマホ・ケータイ安全教室の担当者が様々なネットトラブルの事例やネット使用時の注意事項について説明した。
「ワークショップⅡ」では、「高校生としての望ましいネット利用について」をテーマにグループワーク。夕食後にはスポーツ交流を行い、十勝生まれのニュースポーツ「フロアカーリング」を楽しんだ。
二日目の「ワークショップⅢ」では、参加校がそれぞれもち寄った課題に基づいてのグループワークを実施。「高校生と地域のつながり」「全校生徒で協力して行える企画および行事」について、グループで討議し、課題を解決するためのプロジェクトを作成した。このほか、「〝高校生らしさ〟とは何か」をテーマに参加者全員で議論を交わした。
参加した生徒からは、「他校の生徒会役員と情報交換ができる貴重な機会になった」。教諭からは、「フォーラムで行った協議の手法を今後のアクティブ・ラーニングの授業の参考にしたい」などの感想が寄せられた。
(道・道教委 2016-11-10付)
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