どさんこ☆子ども全道サミット各地区会場の様子③　思いやりもって接する―後志地区

（道・道教委 2016-11-14付）

児童会・生徒会役員など１７人が参加

　【倶知安発】倶知安農業高校を会場校とした後志地区では、管内の小・中・高校の児童会・生徒会役員など十七人が参加。テーマ「いじめの原因について考え、いじめを防ぐために学級・学校で取り組めることを考えよう！」について協議を行った＝写真＝。

　実行委員の倶知安農業高校二年・石山志寿さんと土屋岳君が進行役を務め、参加者は三グループに分かれ、話し合いを開始した。

　はじめに、全員が経験や普段考えているいじめの原因について発言したあと、他人の意見を聞いて感じたことをグループ内で協議し、その結果を発表した。

　中では、「相手のことを考えずに噂に流されてしまうから」「いじめる人は単にいじっているつもり」「相手がやられたら嫌だと思う思いやりが足りないから」という声が上がった。

　続けて、テーマの解決策について考え、付せんに書き込む個人ワークに取り組んだ。

　このあと、グループワークを実施。それぞれが書き込んだ付せんを大きな模造紙に張り付けていった。「人によって態度を変えることをやめる」「コミュニケーションをたくさんとる」「嫌だと思ったら話しやすい人に相談する」などの中から、似たようなニュアンスの言葉を一くくりとする作業を進めた。

　グループごとに意見を集約し、行動のアイデアを発表。「思いやりを増やすため、コミュニケーションをとる」「周りの人で話し合いをする」などの意見が挙がった。

　最後に、後志地区の提言を「いじめを無くすために、思いやりを持って人と接しよう！」に決定。Ｔｗｉｔｔｅｒに書き込み、全道に発信した。

(道・道教委 2016-11-14付)