周知徹底と取組強化を　飲酒運転根絶へ緊急アピール―旭川市小学校長会・旭川市中学校長会・上川管内校長会

（関係団体 2016-11-21付）

　【旭川発】旭川市小学校長会（中山雅文会長）と旭川市中学校長会（岩田俊二校長）、上川管内校長会（澤井陽一会長）は十六日、「飲酒運転根絶にかかる緊急アピール」を発表した。十二日に旭川市内で発生した小学校教員による飲酒運転事案を受けてのもの。各校長にメールで送信し、飲酒運転防止の周知徹底と取組の強化を呼びかけた。

　アピール文の内容はつぎのとおり。

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　飲酒運転の根絶については、「北海道飲酒運転の根絶に関する条例」が二十七年十二月に施行され、道と道民が一体となった取組が進められており、道教委もことし七月に、道立学校教職員の飲酒運転根絶に向けた「決意と行動」を策定し、教職員が一丸となって飲酒運転の根絶に向けた取組を徹底している。

　管内の各公立学校もこれらの取組に呼応し、各学校において飲酒運転根絶はもとより、交通事故・交通違反の防止、交通安全意識の高揚の取組を行っているところである。

　また、ことし五月には飲酒運転が原因と思われる交通事故に巻き込まれ、若い優秀な教師の尊い命が奪われ、私たちは深い悲しみと憤りを感じた。

　そのような中、十一月十二日に旭川市の教員が酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されるというあってはならない事態が発生した。校長会としてこのことを厳しく受け止め、危機意識を共有することが重要と考える。

　一昨年度から各学校では、交通事故・交通違反ゼロを目指す「上川管内重点目標」や「各市町村教育委員会重点目標」のもと、「重点目標用ポスター」「重点目標用しおり」「長期休業中等の個別指導」等によって、交通事故・交通違反根絶に向けて取り組んできている。

　校長として、今一度、交通事故・交通違反根絶に向けて、交通事故・交通違反は、子ども・保護者・地域住民の信頼を裏切る行為であるという認識のもと、教職員の意識改革や一層の自覚を促す指導や交通規範順守にかかわる研修を充実させるなどの取組を、あらためて強く徹底する必要がある。

　校長会として、年末年始の飲酒の機会が多くなるこの時期に、教職員の意識を高め、教職員一人ひとりの自覚を高めることはもちろん、教員同士互いに声をかけ合って、飲酒運転根絶に向けた取組をより一層強化するようお願いする。

(関係団体 2016-11-21付)