十勝管内教育研究サークル合同研究会　日々の教育実践を共有　芽室西中、芽室西小で授業公開

（関係団体 2016-11-22付）

芽室西中２年Ｂ組の国語科授業「活用のある自立語―動詞・形容詞・形容動詞」

　十勝管内教育研究サークル合同研究会（十五日、芽室町立芽室西中学校・芽室西小学校）の開会式に先立ち、芽室西中で国語や道徳など七授業、芽室西小で国語や算数など六授業を公開した。うち、芽室西中二年Ｂ組（生徒数三一人）の国語科「活用のある自立語―動詞・形容詞・形容動詞」は西出健文教諭が指導＝写真＝。生徒たちは「動詞」を五つの種類に分類するグループワークを通して、自ら学び合い、効果的な学習の定着を図った。

　本単元は八時間扱い。用言の活用と種類、用法についての法則をみつけ理解することを目標に設定した。

　前時までに、「自立語・付属語」や「活用の有無」を確認し、「活用のある自立語」について学習を深めてきた。

　二時間目に当たる本時では、数多く存在する「動詞」を五つの種類に分類し、分類した理由についてグループで考え合うことをねらった。

　はじめに、西出教諭は前時までの学習を振り返ったあと、課題「動詞を五つの種類に分類し、理由を考えよう」を提起。生徒たちに二十四個の単語群を記したプリントを配布し、それぞれの単語を五つに分類するよう指示した。

　続いて、分類したものをグループごとに交流。生徒たちは、個人で分類した単語をグループ内で確認し合い、その理由について考え合った。　

　西出教諭は、分類に苦戦する生徒たちの姿を見て、①活用のある自立語は、あとに続く言葉によって語形が変わること②あとに続く言葉は「～ない」であること―の二つのヒントを提示。生徒たちは、ヒントをもとに、正しい答えに近づくよう活発的に意見を交わしていた。

　おわりに、西出教諭は本時で学習した内容を振り返った上で、次時で分類した動詞の答え合わせをして、それぞれの性質と働きについて確認することを予告した。

(関係団体 2016-11-22付)