異文化にふれ国際感覚養う　ワークショップに生徒１１４人―札幌市立高校・特別支援学校長会

（関係団体 2016-11-29付）

ダンスや歌の発表などを通し交流を深めた

　札幌市立高校・特別支援学校長会の国際教育推進委員会（梅原宏之委員長）は十二日、市立札幌大通高校で二十八年度国際理解ワークショップ「サークルザワールド」を開催した。市立高校八校から百十四人の生徒が参加。ワークショップを通してＡＬＴ三十人とともに外国の文化を楽しんだ。

　この取組は、生徒がＡＬＴとともに多言語・多文化に親しみ、発表するなどの活動を通して、多様な価値観を理解し尊重する態度とともに、自ら発信する能力を育成することが目的。毎年実施している。

　この日は、オープニングセレモニーやアイスブレイクのあと、異文化交流ワークショップを実施。ＡＬＴの自国のダンスや言語・歌などの発表を聞き、生徒は異文化について理解を深めた。

　続いて「Ｓｈｏｗ　ａｎｄ　Ｔｅｌｌ」ワークショップでは、生徒とＡＬＴでグループをつくり、自分の趣味や興味のあることについて英語でスピーチ。スピーチ内容について会話を楽しんだ。

　クロージングセレモニーでは、参加者全員で「コントラダンス」を踊り、親睦を深めた。

　参加した生徒は、「ＡＬＴと交流することで、今まで以上に外国や英語に興味・関心が高まった」「来年もぜひ参加したい」などと感想を述べていた。

　札幌開成高校の黒宮裕久教頭は「自立した札幌人の育成に当たり、グローバルな視点を身に付ける必要がある。今後もこのような国際教育をますます充実させなければならない」と話していた。　

(関係団体 2016-11-29付)