石狩小中校長会が秋季経営研究会　円滑な学校経営推進へ　講話や研究協議で研鑚積む

（関係団体 2016-11-28付）

職能向上を目指した

　石狩管内小中学校長会（西木祭会長）は十五日、北広島市内の石狩教育研修センターで秋季学校経営研究会を開催した。会員百四人が参加。講話や研究協議を通して、自校における円滑な学校経営の推進や職能の向上を目指して研鑚を積んだ。

　同会は本年度、新たな三ヵ年継続研究の主題を「未来を切り拓く石狩の子どもを育成する豊かで確かな学校教育の創造～主体的・協働的に学び次代の石狩を築く心豊かでたくましい子どもを育成する学校経営の在り方」と設定した。

　研究会では、学校経営における今日的な課題や実践課題を明確にし、家庭や地域との連携を深めるとともに、信頼される学校経営の推進に向けて、校長としての職能の向上を図った。

　冒頭、西木会長があいさつ。「各学校の実践報告をするとともに、課題解決に向けて意見交流し、職能の向上を図る有意義な機会にしてほしい」と呼びかけた。　

　来賓では、石狩教育局の馬橋功局長、石狩管内教育委員会協議会教育長部会の穂積邦彦部会長がそれぞれあいさつした。

　続いて、千歳市立緑小学校の武田淳校長が全国連合小学校長会高知大会、江別市立大麻中学校の三浦利章校長が全日本中学校長会宮城大会における参加報告を行った。

　全体会では、馬橋局長が「学校改革のススメ」と題して講話した。学校における組織マネジメントの必要性を強調した上で、組織構築に向けた条件や着手するポイントなどを説明した。これを踏まえ、「学校改革に向けて、自校の現状を認識し、組織一丸となって様々な課題に対応してほしい」と呼びかけた。

　このあと、分科会では、本年度研究を進める第一協議題「時代の要請に応える創意と活力ある学校づくりと校長の在り方」における課題「安全・安心の確保を目指す学校経営の充実」について、①いじめや不登校を生まない取組の推進②危機管理体制の充実に向けた意図的・計画的な取組の推進―の二点の視点から議論を深めた。

(関係団体 2016-11-28付)