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道Ｐ連と旭Ｐ連が旭川市研究大会　子のためにできることは　６００人参加し講演や部会協議
（関係団体 2016-11-30付）

「どさんこアウトメディアプロジェクト」普及フォーラムを兼ねて開催

　【旭川発】道ＰＴＡ連合会（佐藤彰会長）と旭川市ＰＴＡ連合会（佐々木直人会長）は二十日、旭川地場産業振興センターをメーン会場に第五十七回旭川市ＰＴＡ研究大会を開催した＝写真＝。大会テーマは「ひとりの１００歩より１００人の１歩　子どものために今できること」。市内小・中学校の教員や保護者約六百人が参加。全体講演や各部会での活動を通して、子どもの健全育成の在り方を考えた。

　大会は、「体験の風をおこそう」運動推進事業「どさんこアウトメディアプロジェクト」普及フォーラムを兼ねている。道子どもの生活習慣づくり実行委員会共催。旭川市ＰＴＡ連合会神居ブロックと旭川市立台場小学校ＰＴＡが主管。

　開会式であいさつに立った佐々木会長は、大会テーマの趣旨にふれ、「子どもたちの健やかな成長のために、みんなで心豊かなＰＴＡを築いていこう」と呼びかけた。

　つぎに、上川教育局の今田信彦次長と旭川市教委の小池語朗教育長が来賓あいさつした。

　今田次長は、上川管内と旭川市の児童生徒の学力向上、生徒指導の充実のため、家庭・学校・教育行政が連携し、アウトメディアに取り組むことの意義を説いた。

　小池教育長は、今後も市Ｐ連と市教委が連携し、本市の児童生徒の生きる力の育成に向け努力していく姿勢を示した。

　続いて、俳優の小西博之氏が「大人がもっと夢を語ろう　子どもは地球の宝です」と題して講演した。

　小西氏は、少年時代の学校生活を振り返ったほか、腎臓がんによって、過酷な闘病生活を送ってきたことなどを紹介した。

　また、児童生徒の不登校や自殺にふれ、「不登校をなくすために、学校を楽しくするとともに、家が大好きな子どもに変えてほしい」と訴えた。「子どもが自殺しないよう、大人が夢をもって頑張る姿を子どもに見せることが重要」と語った。

　このほか、手話で自作の歌「命の歌」を披露。生きることや命の大切さを訴えた。

　このあと、家庭教育、特別支援教育、スポーツ育成、ＰＴＡ活動、コミュニケーション、地域連携、情報教育の七部会を同会場と旭川市神楽公民館で行った。参加者はそれぞれの部会テーマに沿って研鑚を積んだ。

　うち、「旭川教育の日」推進協議会が協賛している家庭教育部会では、旭川市子ども総合相談センター相談員の松井雅裕氏が「子どもへのかかわりに向けて」を演題に講話した。

　松井氏は、同センターの概要や機能などを説明し、センターの活用を呼びかけた。