緊急研修の実施を通知　不祥事防止へ取組徹底―札幌市教委

（市町村 2016-12-01付）

　札幌市教委は、十一月二十九日付で全学校職員に対する「服務規律の確保に向けた緊急研修」の実施についての通知を全市立学校・園に発出した。不祥事の再発防止に向け、法令順守および服務規律の確保に向けた一層の意識の徹底を求めている。

　本年度、札幌市立学校において、管理職による酒気帯び運転や教諭によるわいせつ行為が発生。十一月上旬に緊急集会を開いたものの、十八日には札幌市立中学校の教諭が北海道青少年健全育成条例違反により逮捕された。

　このような状況から、速やかに全学校職員に対してあらためて法令順守および服務規律の確保に向けた一層の意識の徹底を図る必要があると考え、通知を発出した。

　通知では、常勤・非常勤を問わず、すべての所属職員を対象とした緊急研修の実施を求めている。

　管理職が職員会議等の場で所属職員に直接語りかけることとし、その際には十一月上旬に通知した「不祥事防止に向けた法令順守の徹底および服務規律の確保について」を使用するほか、市立中学校教諭が逮捕された事案も交えながら、法令順守および服務規律の確保に向けた意識の徹底を図るよう求めている。

　実施の期間は、今月二十六日までとしている。

(市町村 2016-12-01付)