中学校１校煙突で石綿含有落下物　使用再開へ早期対応―北広島市教委

（市町村 2016-12-01付）

　北広島市教委は十一月二十九日、市立広葉中学校体育館ボイラー用煙突で見つかった落下物に、石綿が含有していたことを確認した。市教委は、教員や生徒の安全に配慮するため囲い込み措置を行うとともに、「ボイラー使用の早期再開に向けて対応していく」と話している。

　十一月十七日、同校で日常点検を行ったところ、煙突四本のうち体育館ボイラー用煙突一本の内部に落下物を発見。これを受け市教委は、生徒・教職員等の安全に万全を期すため、ただちに対象ボイラー煙突の使用を停止するとともに、補助暖房器具を配置する対応を取った。

　その上で、十八日から落下物調査および煙突の劣化診断・石綿粉塵濃度測定を開始。

　その結果、落下物に石綿が含有しているとともに、煙突内部に一部劣化を確認した。一方、四ヵ所で行ったボイラー稼働時における粉塵濃度測定結果は、基準値を下回る数値だった。

　市教委では、当該煙突の囲い込み措置を講じており、「ボイラー使用の早期再開に向け対応していく」と話している。

(市町村 2016-12-01付)