上川高2間口確保へ支援策 新たに入学準備金助成へ 一人当たり10万円補助―29年度から上川町(市町村 2016-12-05付)
【旭川発】上川町は、二十九年度から上川高校(北爪博彦校長)の入学準備金制度をスタートさせる。入学者一人当たり、準備金十万円を補助。計六十人への助成を見込んでいる。新たな経済支援策のもと、同校の二間口維持と生徒のさらなる確保を図る考えだ。
町では、同校への支援事業として通学費や下宿代、カナダ海外研修の全額補助、各種検定料の一部助成などを進めてきた。
少子化が進み、二間口の維持と生徒のさらなる確保に向け新たな支援策を検討。保護者から制服代をはじめとした経済的支援を望む声が多く挙がったことから、入学準備金の補助を決定した。
新年度の入学者を対象に、一人当たり十万円を補助。計六十人への助成を見込んでいる。
町の支援策導入決定を受け北爪校長は「生徒を確保するためにも、高校として大変助かる」と期待している。
中野俊和教育長は「今は学校の魅力を高めることが大切で、その手段の一つが経済支援。町としてもできる限りの支援をしていきたい」と話している。
(市町村 2016-12-05付)
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