留萌局が学力向上推進研修会開く　効果的な検証改善目指し　全国調査の結果踏まえ協議

（道・道教委 2016-12-16付）

今後の課題等について理解を深めた

　【留萌発】留萌教育局は十一月下旬、留萌合同庁舎で学力向上推進研修会を開催した。本年度の全国学力・学習状況調査の結果を踏まえ、講義や協議を実施。参加した管内小・中学校教諭約三十人は、児童生徒の学力向上のため、今後の課題等について理解を深めた。

　同研修は、全国学力・学習状況調査結果の分析や活用方法などに関する研修を行い、各学校における調査結果を活用した組織的な検証改善サイクルの改善・充実を促進し、児童生徒の学力向上につなげることを目的としている。

　研修会でははじめに、道教委学校教育局義務教育課学力向上推進グループ指導主事の成田仁氏が、本年度の全国学力・学習状況調査における本道の結果と課題に関し講義。それらを踏まえた上で来年度に向けた取組について説明した。質問紙調査の結果も示し、「学校の取組が子どもたちの意識に浸透していない」と指摘した。

　このほか、「これからは深い学びが求められていく」とした上で、見通す・ふり返る活動の重要性を説明。「授業では何をどうやれば良いのかまで見通しをもたせることが大事」と述べた。

　このあと、管内における課題解決に向けた取組や各学校における授業改善の方向性、次期学習指導要領を踏まえた授業改善、検証改善サイクルの改善・充実についても説明・協議を行った。

(道・道教委 2016-12-16付)