厚真町教委が全国学力調査結果公表 小中全科目で全国平均超え 家庭学習定着・手厚い指導など(市町村 2016-12-20付)
【室蘭発】厚真町教委は、二十八年度全国学力・学習状況調査結果を公表した。平均正答率をみると、小・中学校の全科目で全国・全道平均を上回った。町教委では、今後も町内四校の連携した学力づくり等の充実に努めていく方針を示している。
本年度の全国学力・学習状況調査は、四月十九日に実施。町内の小学六年生二十九人(二校)、中学三年生二十二人(二校)を対象に行われた。
平均正答率をみると、小学校では、国語Aが全道平均を九ポイント、全国平均を七・一ポイント、国語Bが全道平均を五・四ポイント、全国平均を三・六ポイント上回った。漢字やローマ字の読み書き、文章から必要な事柄を読み取り、要旨をまとめる等の基礎・基本の定着がみられた。
算数Aは、全道平均を一〇・五ポイント、全国平均を八・二ポイント、算数Bは全道平均を七・八ポイント、全国平均を五・一ポイント上回った。四則計算、式の意味理解と数量関係を簡単な式で表す、図形を構成する要素をとらえる等の基礎・基本の定着が見受けられた。
中学校では、国語Aが全道平均を七・一ポイント、全国平均を六・六ポイント、国語Bが全道平均を一四・三ポイント、全国平均を一二・八ポイント上回る結果に。文章から必要な情報を得て、自分の考えを具体的に書くことなどの基礎・基本の定着がみられた。
数学Aは、全道平均を七・五ポイント、全国平均を七・一ポイント、数学Bは全道平均を一四・二ポイント、全国平均を一三・四ポイント上回った。四則計算、関数の意味、方程式の解き方等の基礎・基本の定着がみられた。
質問紙調査では、「宿題や復習など家庭学習に積極的に取り組んでいる子が多い」「先生は、授業やテストで間違えたところや、理解していないところについて、分かるまで教えてくれていると感じる子が多い」「テレビゲームをしない(一時間未満)子が五〇%を超えた」などの傾向が分かった。
(市町村 2016-12-20付)
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