科学の甲子園道大会決勝大会 室蘭栄高チームが優勝 来年3月の全国大会出場へ
(道・道教委 2016-12-22付)

科学の甲子園道大会
参加チームは、空気抵抗や摩擦力を利用するなど、工夫を凝らして総合競技に臨んだ

 道教委は十日、札幌啓成高校で二十八年度科学の甲子園道大会決勝大会を開いた。道高校文化連盟理科専門部共催。一次予選を勝ち抜いた十二チームが出場し、筆記競技、実験競技、総合競技に臨んだ。審査の結果、室蘭栄高校「Diglett(ディグレット)」チームが優勝し、全国大会への切符をつかんだ。

 同大会は、高校や中等教育学校後期課程などの生徒が数学、理科、科学技術等の知識・技能を用いて、チームで日常生活と関連付けながら、科学的に問題を解決する力を競い、科学的に探究する能力の向上を図ることなどを目的に開いたもの。

 一次予選を勝ち抜いた十二チームが出場した。

 開会式では、大会長を務める道教委の河原範毅高校教育課長があいさつ。「科学の甲子園は、若い人たちが科学への興味・関心や探究する力を高めるために開催するもの。チームでコミュニケーションをとり、力を発揮してもらいたい。皆さんの活躍を願っている」とエールを送った。

 代表選手の宣誓のあと、審査委員長を務める道高校文化連盟の宮嶋衛次理科専門部長が注意事項を説明し、出場選手を激励した。

 このあと、出場チームは筆記競技、実験競技、総合競技に臨んだ。

 このうち、総合競技は、「決められた距離を正確に走る車」をテーマに行った。

 各チームは、主催者が用意した材料を使って、自走できる車を作成。走らせた車を、設定距離で、いかにピタリと止めることができるか、その正確さを競った。各チームは、空気抵抗や摩擦力を使ってコントロールするなど、工夫を凝らして競技に臨んだ。

 審査の結果、室蘭栄高校「Diglett(ディグレット)」が優勝、札幌南高校「天使(エンジェル)ちゃん」が準優勝、立命館慶祥高校「ICT03(アイシーティーゼロサン)」が第三位に輝いた。

 優勝した室蘭栄高校「Diglett」は、二十九年三月に開かれる全国大会に派遣される。

(道・道教委 2016-12-22付)

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