道教委が教育功績者表彰式 本道教育の振興に尽力 決意も新たに各地で実践(道・道教委 2016-12-22付)
柴田教育長から表彰状を受け取り、笑顔をみせる
道教委は二十日、ホテルライフォート札幌で二十八年度道教育功績者表彰式を執り行った。柴田達夫教育長が「本道の教育の振興に多大な尽力をし、顕著な功績を残した」と受賞者の栄誉をたたえ、一人ひとりに表彰状と記念品を手渡した=写真=。受賞者を代表してあいさつに立った早瀬良樹氏(前寿都町教委教育長)は「それぞれの地で、様々な教育活動に力を尽くしていく」と決意を新たにした。
同表彰は、本道の教育振興に功績のある教育職員その他の教育関係者を表彰して、その功績に報い、教育の振興に寄与することを目的に、昭和二十八年度から実施。教育職員として在職し、その功績が特に顕著な人や、教育職員として特に模範とすべき行為のあった人などを毎年度、表彰している。
六十二回目を数える本年度は、十人が晴れの栄誉に輝いた(功績概要は十月四日付4面掲載)。
表彰式では、柴田教育長があいさつ。「皆さんは、長年にわたり、優れた識見と指導力をもって本道の教育の振興に多大な尽力をし、顕著な功績を残した。本道の教育が社会の激しい変化の中で、幾多の試練を乗り越え、多くの道民の信頼を得ながら、着実に発展することができたのも、皆さんの功績によるところが誠に大きい」と受賞者をたたえた。
また、「子どもたちには、ふるさと北海道にしっかりとした誇りをもち、互いに支え合いながら、生涯にわたって生き抜いていく力を身に付けさせることが求められている」とし、「皆さんの功績をあらためて心にしっかりと刻みながら、子どもたちが夢と希望にあふれ、新しい時代に向かって、たくましく成長していくことができるよう、全力で取り組んでいく」と述べ、理解と協力を求めた。
受賞者の功績紹介のあと、柴田教育長が受賞者一人ひとりに表彰状と記念品を手渡した。
続いて、来賓の高橋はるみ知事(辻泰弘副知事代読)、三井あき子道議会副議長、栗本英彌道町村教育委員会連合会会長が祝辞。受賞者の功績をたたえ、本道教育の一層の振興に向け、協力を呼びかけた。
受賞者を代表して、早瀬氏があいさつ。「この名誉ある表彰をいただいたからには、きょうから、また、微力を積み重ね、それぞれの地で、様々な教育活動に力を尽くしていく」と決意を新たにした。
(道・道教委 2016-12-22付)
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