道社会教育委員の会議開く 地域との連携・協働へ 道内2町教委が事例発表(道・道教委 2016-12-26付)
審議テーマに迫るため、先進的な事例発表を受け、意見交換した
道社会教育委員の第二回会議が十九日、札幌市内のかでる2・7で開かれた。審議テーマに迫るため、先進的な取組を展開している東神楽町教委と壮瞥町教委の担当者がコミュニティ・スクール(CS)と地域学校協働活動について事例発表し、質疑を行った。
道社会教育委員は、社会教育法に基づき、昭和二十四年に設置。道民一人ひとりの主体的な学習活動を支援する社会教育行政がより効果的に推進されるように、学習ニーズや課題を踏まえて広い視野から道教委に対して、提言や助言等を行っている。
今期委員は、公募二人を含めた十五人で構成。当日は、梶井祥子議長、前田和司副議長ら十二人が出席した。
今期の審議テーマは、「学校・家庭・地域が相互に協力し、地域全体で学びを展開していく教育体制の構築に向けて~子どもも大人も学び合い育ち合うことができる地域をどのように形成するか、社会教育行政の役割を探る」。
社会教育行政において、どのような体制で地域・家庭と学校との連携・協働を促進していくか、また、どのような活動を充実していくべきか、その方策について審議していく。
さらに、二十九年度策定予定の新しい道教育長期総合計画の社会教育関連施策についての意見も述べる。
第二回会議では、オブザーバーとして出席した義務教育課子ども地域支援グループの藤田泰昭主査が学校と地域との連携・協働について、現在の国や道教委の取組の動向を紹介。
さらに、東神楽町教委の伊藤睦郎社会教育主事と壮瞥町教委生涯学習課の永堀善之課長補佐がCSと地域学校協働活動について事例発表。学校と地域との連携・協働について、その体制や具体的な活動内容、体制や活動における社会教育委員や社会教育主事の役割、かかわり方などを説明、報告した。
委員からは、「年齢の異なる人たちが同じところに集まって活動ができるのは地域がまとまっているから。これが成功すればいろいろな可能性がみえてくる」「都市部では地域と学校の関係が町村部と違うので、都市部におけるCSの在り方を考える必要がある」「子どもが育ってしまうと学校とのかかわりがなくなる。CSがあることで、意見を述べる機会を得られることはよいこと」などの意見が出された。
(道・道教委 2016-12-26付)
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