北方領土中学生作文コンテスト　最優秀に鹿部中・米本君　道が新たに実施、１３作品入賞

（道・道教委 2017-01-19付）

　道は、二十八年度北方領土中学生作文コンテストの結果を発表した。米本開人君（鹿部町立鹿部中三年）の「漁業と北方領土」が最優秀賞に輝いたのをはじめ、十三作品が入賞した。

　次代を担う道内の中学生の北方領土に対する認知度と関心を高めようと、本年度、新たに実施したもの。

　道内十二校から三百一作品が寄せられ、審査の結果、最優秀賞一作品、優秀賞四作品、佳作八作品の計十三作品が入賞した。

　最優秀賞に輝いた米本君は、漁業を通して、北方領土問題を過去の問題ではなく、身近な問題であることを認識。問題解決のために自分たちができることは、「北方領土について話を聞き、歴史や現状を知り、なるべくたくさんの立場から北方領土問題について考え話し合ってみる」ことだとし、「これからは僕自身が北方領土のことを語り継ぐよう努力していきたい」と決意した。

　入賞作品は、道のホームページに掲載している。

　入賞作品はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽最優秀賞＝「漁業と北方領土」米本開人（鹿部町鹿部中三年）

▽優秀賞＝「北方領土問題に関する新しい提案」小名木礼仁（北嶺中三年）、「北方四島を見つめる」佐野果淑（立命館慶祥中二年）、「北方領土問題を受け継ぐ」清野花帆（立命館慶祥中二年）、「ふるさと」徳樂実生（室蘭市東明中二年）

▽佳作＝「北方領土問題について」佐々木麻衣（札幌市信濃中二年）、「北方領土について」大島ちづる（札幌市新川西中二年）、「〝北方領土〟について」河江実莉（札幌市平岡中央中一年）、「私たちの地」和島春香（札幌市北辰中二年）、「見方を変える〝北方領土〟」石田隼太朗（立命館慶祥中二年）、「雲に隠れた国境」大寺光（立命館慶祥中二年）、「北方領土問題を解決するために」平間悠花（士別市多寄中三年）、「北方四島から学んだこと」田中恵菜（えりも町えりも中二年）

(道・道教委 2017-01-19付)