ＪＡＳＣＥ認定ワークショップ　協同学習の進め方学ぶ　３９人が受講し模擬授業も

（関係団体 2017-01-20付）

協同学習の考え方や定義、授業の進め方などについて、体験的に学んだ

　日本協同教育学会（＝ＪＡＳＣＥ）主催、道アクティブ・ラーニング（協同と創造の授業づくり）研究会主管の協同学習ワークショップ「ベーシック研究会」が一月上旬の二日間、札幌市内のかでる２・７で開かれた。ＪＡＳＣＥ認定講座で、東北・北海道地区では初の開講となった。講師はＪＡＳＣＥ理事、名古屋市立桜台高校教諭の水野正朗氏。三十九人が受講し、協同学習の考え方や定義、実際の授業の進め方などについて、体験的に学んだ。

　ＪＡＳＣＥは、「互恵的な信頼関係を基盤とした協同に基づく教育・学習環境の創造・実践・普及を通し、民主社会の健全な発展に寄与すること」を目的に設立。事業の一つとして、ベーシック、アドバンス、マスターの三コースで構成する認定ワークショップを開講している。

　そのうち、ベーシックは協同学習の考え方や技法について学ぶ初学者向けの講座。東北・北海道地区で初の開講となった。小・中・高校の教員、大学関係者など三十八人が受講した。

　水野氏が講師を務め、協同学習の考え方と定義、協同学習を用いた授業の留意点、基本的な技法の手順と特長について、体験的な研修を進めた。二日目には、受講者が研修内容をもとに、模擬授業を実施。

　二日間のワークショップを終えた受講者には、ＪＡＳＣＥからの修了書を授与した。

(関係団体 2017-01-20付)